あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな 和泉式部(いずみしきぶ) あらざらん このよのほかの おもいでに いまひとたびの あうこともがな 私は間もなく死んでしまうでしょう。この世の最後の思い出として、せめて今一度だけ 洗い晒す(あらいざらす)とは。意味や解説、類語。動サ五(四)何度も洗って染め色が薄くなる。「―・したTシャツ」 goo国語辞書は30万4千件語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に行っています。あらざらむ ― 「あら」は、ラ変の動詞「あり」の未然形で、「生きている」の意。「あらざらむ」で、「生きていないだろう」の意。 この世のほかの思ひ出に ― 「この世」は、現世。「ほか」は、「外」の意。「この世のほか」で、「この世の外」、すなわち、「あの世」の意。「に」は、目的を表す格助詞で、「~のために」。
Arazaramu あらざらむ Youth